試合を振り返れば、前半は前橋育英。後半は流経大柏のペースとはっきりと分かれた。そのひとつの指標となるのがシュートの数。前橋育英(前半8本:後半3本)×流経大柏(前半4本:後半12本)しかし、首尾よく点を重ねつつ、積極的守備で相手の攻勢を抑えた前橋育英に軍配があがった。

 「相手に普段のプレーをさせなかったこと」と勝因を語った前橋育英・山田耕介監督。

 指揮官は流経大柏が鹿島アントラーズユースに4-3の打ち合いを制した前節の試合をチェック。その時に気が付いたのは流経大柏のウィングバックがフリーになっていたこと。ならばと山田監督は布陣を4バックから3バックにし、さらに相手と同じ3-4-3のミラーゲームに持ちこみサイドを封殺しようとした。それが功を奏した。さらに後半、流経大柏が4バックにすると、4バックに合わせ、終盤は5バックを敷いて流経大柏の猛攻をしのぎ切った。

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