エンドが変わった後半。大津がギアを上げワンサイドゲームに持ち込む。MF嶋本悠大が体の強さと技術を生かして中盤を支配し、1トップの山下は推進力を生かした突破で帝京長岡のDFラインをかき乱す。68分、MF中村健之介がチーム4点目を挙げ、72分には山下がこの日2得点目を決めて5-1と突き放す。90分+1分には途中出場のFW岩中翔太にもゴールが飛び出し、大津が大量得点を奪って首位攻防戦を制した。
シュートは大津が21本を放ち、帝京長岡は5本に抑え込まれた。古沢徹監督は「真っ向勝負を挑みましたが、全てで上回られました」と完敗を認めたが、「これを経験するためにこのリーグへの参入を目指してやってきた。ここから強くなっていきたい」と前を向く。リーグ初参入ながら7試合を終えて4勝3敗の勝ち点12。上々のスタートを切り、首位大津を同4差を追っている。谷口哲朗総監督も「この舞台でしか得られない経験をしている。選手たちの変化を見守っていきたい」とポジティブだ。
▽高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2024 WEST
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