武南は後半に5人のフレッシュな選手を投入し局面打開を図ったが、正智深谷の堅陣を崩せなかった。

 昨年は準々決勝で東京成徳大深谷に完敗したが、2年ぶりのベスト4進出。小島時和監督は「この時期ですからね、お互いチームになっていないのでミスをどれだけ少なくやれるかがポイントでした。攻撃に関してはもっとサイドを使ってほしかった」と注文をつけたが、準決勝進出には満足していた。

 4月6日に開幕した県S1リーグを含め4試合で1失点の堅守については「いやあ、守備が強いわけではなく、相手がチャンスを外してくれているだけですよ」と笑っていたが、昨季優勝したS1リーグで最少の9失点を誇っただけに、粘り強く忠実な守りは新チームにも引き継がれているようだ。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会埼玉予選
令和6年度関東高校サッカー大会埼玉予選