東京成徳大深谷 vs 立教新座

 攻勢の時間帯が長かった東京成徳大深谷は前半35分、得意のセットプレーから先取点を奪う。藤村がゴール左26メートル周辺からのFKをニアサイドに送ると、右ストッパーの増田蹴人(3年)がヘディングで押し込んだ。この4分後には西村が強烈なシュートを打ったものの、GKに捕球され加点できなかった。

 前半を1-0で折り返すと、東京成徳大深谷は後半9分、主将でボランチの稲積俊音(3年)が右ポストをかすめる惜しい一撃。

 立教新座も14分、中央でパスを受けた粟屋が巧みなフェイントでマークを外し、強烈なシュートを打ったがGKのビッグセーブに弾き返された。粟屋は24分にもミドルシュートで敵の守備陣を慌てさせている。リズムを手繰り寄せていた27分だ。後半開始から投入されたFW中西栄斗(2年)が、左からスピード豊かなドリブル突破。鋭い弾道の最終パスを送ると、粟屋がダイビング気味のヘディングシュートをゴール右隅に決めて追い付いた。

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▽令和6年度関東高校サッカー大会埼玉予選
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