北越 vs 新潟明訓
後半の立ち上がりは新潟明訓ペース。47分。FW椿泰一郎(3年)がミドルシュートを放つと、53分には椿の縦パスに抜け出したFW大森健司(3年)が右足で狙う。チャンスを迎えるも追加点が奪えない新潟明訓は63分。温存していたエースのFW斎藤瑛太(3年)を投入。そこから一気にスコアが動く。斎藤は登場から1分後、挨拶代わりのミドルシュートを放ちウオーミングアップを終えると、68分に桑原の左クロスをニアで合わせ、リードを2点に広げる今季初ゴールを奪う。斎藤は「クロスがなんとなくニアに来そうだなと。いいボールだったし、GKの前で触ることができて良かった」と振り返った。
エースの一発で勢いづいた新潟明訓は74分、MF風間聖来(3年)のロングスローから最後は桑原が右足シュート。惜しくもバーの上を通り過ぎるが、その1分後にゴール前に混戦から途中出場のMF鈴木快空(2年)が豪快に右足を振り抜き3-0。85分には斎藤のパスに右サイドを抜け出した大森がマーカーの股下を抜くショットを落ち着いて決め、試合を終わらせた。
新潟明訓のエース斎藤は途中出場で1得点1アシスト。昨秋の選手権県予選で左肩を脱臼し、手術。長いリハビリ期間を終え、今季開幕前に戦列に戻ってきた。現在も出場時間に制限を設けるが、今年はリーグ戦20ゴールを目標に定める。もとから体格に恵まれるが、リハビリ期間で走り込み、肩の調子を見ながらベンチプレスで筋力をアップさせた。この日も相手守備陣に体を当て、力強いポストワークでチームの推進力を生み出した。
▽高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2024 北信越1部
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