山村学園 vs 川越

 前半37分、髙澤がバーをかすめる惜しいシュートを放ったが、前半は大きな得点機会はなく無得点に終わった。

 今大会1回戦で富士見に7-0と大勝した川越はMF松永航汰(2年)のパス出しを起点に右MF福室凌雅、左MF橋口奏太郎(ともに3年)が外からの仕掛けを狙った。しかし複数のリズミカルなパスがつながらず、相手の守備陣形を切り崩す展開には1度も持っていけなかった。シュートを1本も打てないで前半を折り返す。

 先制したのは山村学園だ。後半13分、髙澤が主将のMF川瀬郁実(3年)の巧みなパスから均衡を破り、この先制ゴールが決勝点となった。

 20分には髙澤の右クロスを安達が右足シュート、26分にはCB山本健太(3年)が右ポストをたたく際どい一撃を放ったものの、追加点は奪えなかった。

 しかし川越が時折繰り出すカウンターやサイドアタックに対し、砂庭正司郎(3年)と山本のCBコンビが厳しい応対と出足の良さで処理し、危ないシーンは前後半を通じてほとんどなかった。

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