終了のホイッスルが鳴った瞬間、右腕を振りあげ、喜びを爆発させた川和・岡野亘監督。感慨深いのもうなずける。

 現在、3年生部員はわずか8人。そのため経験の浅い1、2年生の力を借りないとチームが組めないほど、台所事情は苦しいものだった。実際、住吉戦のスタメンは3年が5人、残り6人は全員2年生だった。

 しかし、チームは固く結ばれていた。病気療養中の仲間のため、膝の大ケガを負った仲間のためにと、チーム内では『2次予選に行こう』を合言葉に戦い、そして実った。岡野監督は「監督である自分がなにをしたというより、選手が仲間のために戦った、これがすべてです」と健闘をたたえた。

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▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選