前日行われた3回戦とこの日の準々決勝、県1部リーグ所属の格上チームと立て続けに対戦した八戸。MF7古川隼キャプテンは「昨日は格上の東奥義塾に勝ち、今日もベンチメンバーも含めた全員で戦って、絶対勝ってやろうという気持ちで臨みました。前半から失点0でいこうと言っていたのですが、最後の詰めが甘くてプラン通りにいかず、惜しいところまでいきながら悔しい結果になったと思います」と試合を振り返った。

 大会登録メンバーの半数以上が1年生。2、3年生だけでは11人に満たず、サッカーを教えられる指導者もいないなかで、日々の練習も自分たちが主体となって組み立て、ここまで戦ってきたのだという。

 県内屈指の進学校である八戸。大学受験のためこの試合で高校サッカーは引退となったキャプテンは、「この悔しさをバネに戦ってほしい」と後輩たちにエールを送った。

 八戸を振り切り準決勝進出を果たした三本木農業恵拓は、6月2日11時、カクヒログループアスレチックスタジアムで王者・青森山田と対戦する。

(文・写真=AOMORI GOAL)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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