中央学院 vs 東葛飾(写真=佐藤亮太)
そういえば、今回、中央学院はGKのゴールキック以外でいわゆる前線へのロングボールを一本も蹴っていなかった。
確認を含め、聞いてみるとそこには浜田監督の強いこだわりがある。
「今の時期、7メートル以上のパスはやりたくなかったんです。きょうのような公式戦独特の緊張感のなかで、最高10メートルくらいのパスは許しますが、5~7メートルくらいのパスをみんなで繋いでいく、この夏にむけ、こだわっているところです。また選手には3タッチ以上しないようにも伝えました。勝ち上がることで強いチームと対戦するなか、いまのサッカーをやるうえでは必要なこと。お互いの距離感を大事にしながら、おのおのの武器をもっと出していきたい」。
そうしたうえでの5-0の結果。それでも浜田監督は「もっと積極的に自分たちのモノを出せれば、前半からもっと楽しくできました。相手が疲れ始めたから点が取れたのではなく、相手を見ながら、自分たちがどうすれば、優位にサッカーができるのか、攻撃的なチームを掲げる以上はついてくるもの」とその基準は厳しく、要求は高い。
なお、中央学院は3回戦で千葉日大一と対戦する。
(文・写真=佐藤亮太)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選