そして18分、右CKのキッカーを務めた左SB13渡部翔太(3年)のインスイングボールに久保原が鋭く反応し、均衡を破る。35分にはMF16森露羽安(2年)からのディフェンスラインの背後への絶妙パスを受けた久保原が、飛び出してきた相手GKの鼻先をかすめるように追加点を奪い、リードを広げた。
こうなると、後半の見どころのひとつは「久保原のハットトリックなるか」。攻撃の手を緩めず、相手ゴールに迫ったが、そのままスコアは動かず、タイムアップ。危なげない試合運びで、市船が準々決勝にコマを進めた。1年生MF15佐々木瑛汰がスタメン起用されるなど、今後を見据えた采配も見られたことを記しておこう。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)千葉予選