すると12分、日本航空は、カウンターから攻め上がったDF5布田将也が放り込んだクロスが相手DFにあたりそのままゴールへ。幸運な形で駿台甲府から先制点を奪う。
思わぬ形で失点を喫した駿台甲府もすぐさま反撃。FW9中川開登がスピードを活かし左サイドから揺さぶりをかけると、35分にドリブルでPAに侵入した橋本がシュートまで持ち込むが、ゴールを割ることができない。
サイドが変わった後半、追加点を狙う日本航空は55分、FW11萩原悠斗がゴール前へドリブル突破を図るとGK1渡邉光と1対1の局面を迎えるものの、ここは渡邊に軍配が上がり追加点とはならない。
追いつきたい駿台甲府に対し、後半は攻撃に厚みが出始めた日本航空が守備でも安定を見せ反撃を抑え込むと結局、そのままゲームセット。虎の子の1点を守り抜った日本航空が山梨県3位を勝ち取った。
(文・写真=西山和広)
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)山梨予選