上越 vs 加茂暁星
PK戦突入も見え始めた34分。ドラマが待っていた。左クロスを相手GKがパンチング。こぼれ球に反応した松澤が利き足の左足でボレーを放つ。ふわりと浮かび上がったシュートはゆっくりとゴールネットに吸い込まれた。「シュートはミートしなかったけど、逆に良い軌道になった。相手の守備が凄くて少し焦りはあった。今は勝ててホッとしています」と苦笑いした。
最後の最後でゴールをこじ開け、前回大会に続く4強入りを果たした上越の藤川祐司監督は「一発勝負のトーナメント戦に(所属する)リーグのカテゴリーは関係ない。苦しむことは想定していて、それを良い意味で裏切ってくれないかな、と思っていたけど、そうはいかなかった」と笑ったが、「最後までじれずに良く戦ってくれた」としぶとく勝ちきった選手たちをたたえた。
▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)新潟予選