日章学園MF20吉崎太珠

 後半に入ってもペースを落とさず、最終ラインもゲームキャプテンのCB吉川昂我(3年)を軸に粘り強い守備で対応していく。しかし、後半の半ばから連戦の疲れが見え、相手にペースを握られる。後半28分には途中出場のFW渡部隼翔(2年)にゴールを許すと、後半アディショナルタイムにもオウンゴールで点差を詰められた。

「失点の仕方が悪かった。3年前のインターハイでも鹿島学園に3-0から2点取られたゲームがあったので、ちょっとまたかという想いがあった。楽をして勝てる相手ではない。最後は気持ちの部分で上回って、3年生の頑張りが少し出たのかなと思う」とは日章学園・原啓太監督の言葉。1年生コンビの2ゴールなどで優位にゲームを進め、最後の最後は3年生を中心にタフに戦った日章学園が一体感のある戦いで2回戦突破を果たした。

(文・写真=松尾祐希)

▽令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和6年度全国高校サッカーインターハイ(総体)