しかし、高津も最後まで食い下がる。後半アディショナルタイム、高津はハイボールの処理に行った栄光学園GK17江間拓実とFW8和田暖生が交錯、こぼれたボールを和田が押し込むも、これはファウルチャージとなりノーゴールの判定。直後にホイッスルが吹かれ、栄光学園が追いすがる高津を振り切り勝利を収めた。

 試合後、栄光学園・柴野明彦監督は「前半、はプラン通りに試合に入れ、得点ができて良かったです。後半、相手も修正してきて、プレッシャーも強く流れが移りかけましたが、選手たちが耐えて、粘り強く戦ってくれ追加点を取ることができました」と選手の頑張りを讃えた。一方、惜しくもあと一歩及ばなかった高津・高橋正太郎監督は「これもサッカーですよね。難しいです。でも選手たちは最後まで本当によくやってくれました」と少し悔しさを滲ませながらも選手たちをねぎらった。

(文・写真=西山和広)

▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選