試合後、伊志田・加藤功陽監督は「前半、0-0で耐える時間が長かったのですが、ハーフタイムにセットプレーの中の動きを修正したところでCKから1点取れて、そこからはこちらのペースで試合を進められたかなと思います」と試合を振り返った。ブロック決勝に向けては「一発勝負のトーナメントで戦ったり勝ったりの経験が少ないチームなので、ここで一つものにして次のステージにいきたいです」と抱負を語った。

　キャプテンのDF3岡武大輝は「1点取ってからは徐々に試合の流れをつかめて最終的に3-0、自分はDFの選手なので無失点を終われたことが何より良かったです」と満足そうだった。ブロック決勝に向けては「2次予選進出をチームの目標として掲げてきているのであと一週間しっかり練習して次の試合もゼロで抑えて1次予選を突破したいです」と闘志をみなぎらせた。先制ゴールの安達は「去年は最後に出してもらったのに何もできませんでした。今年は点を取ってしっかり勝てるようにチームの力になりたいです」と目を輝かせた。

　惜しくも破れてしまった平塚中等教育。中盤での攻防は互角だっただけに、アタッキングサードでの戦い方にもうひと工夫が欲しかった。

（文・写真＝西山和広）