酷暑の中、行われた一戦

 攻撃に弾みがついた旭は、その後も高いポジションを保ち、素早い出足でボールに絡み主導権を握ると、15分には左サイドからのCKをDF4新井陸が折り返したボールをMF12森屋実生が冷静に流し込み、前半を2-0とリードして折り返す。

 追いかける横浜瀬谷はハーフタイムに守屋智貴監督が「みんなこのレベルでやりたかったんでしょ?2次に行ったらもっと強いよ。ここでやらなきゃ。2点でしょ、絶対行ける」と発破をかけると後半はスタートから積極的に前に出る。まずは右サイドからFW7谷川誠一がドリブルで仕掛けると、続けて左サイドからMF13北嶋大地がスピードを活かして攻め込む。しかし、47分に旭が得点にはならなかったものの中村が一瞬の隙をつきGKの前に躍り出る反撃を見せると、63分には自陣から持ち出したボールをMF11相馬颯斗がMF15和田煌平にラストパス。和田はこれを冷静にGKの位置を見極めゴールに流し込み、とどめを刺した。

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▽第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第103回全国高校サッカー選手権神奈川予選