創価MFFW17矢田英一

 後半に入っても攻撃の手を緩めない創価は後半2分、FW7佐藤空来(3年)がゴールネットを揺らすとその後も得点を重ね終わってみれば、ハットトリック2人、2得点5人、1得点2人、合わせて9人で18ゴールの圧勝劇となった。

 前半だけでハットトリックを達成した矢田によれば、2年間試合に出られなかったそうだが、そう思わせないほどの堂々としたプレーを披露。2トップの一角として長身を生かしたポストプレーとその献身性。そして相手のミスを決して見逃さない抜け目なさも特長の一つのようだ。矢田は「3年生なので、この選手権で負けてしまうと引退となります。その思いを全面にぶつけたことで3得点が生まれました。FWとして出場させてもらっているのでもっとチームに貢献できるストライカーとして勝利につなげたいです」と手ごたえと抱負を語った一方、「完全にフリーな状況ながら、決定機を決められず、外してしまったシーンがあったので正直、もう少し点を取りたかったです。もっと練習しなければ」と反省も忘れていない。

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▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選