2点のビハインドとなった朋優学院も、早めに点差を縮めようとカウンターなどから押し返して反撃に出る。それでも、淑徳は焦るプレーを見せずに、サイドで起点を作り、セットプレーから加点を狙っていく。その後はスコアは動かず2-0で淑徳がリードしたまま前半を折り返す。

 後半に入ると、立ち上がりから朋優学院がサイドやセットプレーなどからチャンスを創出していく。58分にはCKから、バー直撃の惜しいシーンを迎えると64分、朋優学院はFW21森英(1年)が左サイドのクロスにゴール前で合わせゴールネットを揺らす。しかし、1点を返された淑徳がここからゴールラッシュ。66分、MF9中津井が左サイドからドリブルで中央へ切り込みゴールにシュートを突き刺すと、71分にはMF9中津井がハットトリックを達成。さらに、74分にはMF6渡邉もミドルシュートを決めて朋優学院を5-1で撃破し2回戦進出を決めた。

(文・写真=田原豊)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選