エンドが変わった後半、ビハインドの都立鷺宮は立ち上がりから押し込んでいく。すると59分、都立鷺宮はFW9佐野陽斗(2年)がDF背後に抜け出してボールを受けると、綺麗なループシュートを決めて同点に追いつく。試合の流れを取り戻した都立鷺宮は、66分にMF10重野亘輝(3年)がCKからのゴール前のこぼれ球を押し込み勝ち越しに成功。さらに、守備に回ることなく攻め続ける都立鷺宮は、トドメのゴールを決める。80+4分、FW9佐野がDFの背後に抜け出し、相手のGKがクリアしようと空振りしたボールを無人のゴールに流し込み、ダメ押しゴール。一時は、逆転を許した都立鷺宮だったが昭和一に4-2で勝利し次戦に駒を進めた。

(文・写真=田原豊)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選