後半に入っても、しっかりとボールを保持しながら、推進力ある攻撃で押し込む早大学院。49分、MF14三上陽南太(3年)がワンツーからPA内でシュート。これは僅かにポストを逸れる惜しいシュート。

 早大学院の攻撃が結実したのは65分だった。途中交代で入ったFW11岡田悠希(3年)がゴール前で左サイドからのクロスに頭で合わせ追加点を奪った。

 一方、2点のビハインドとなった錦城は全体的に前目にポジションを取って反撃を試みる。しかし、得点を狙って攻撃的になったことで、守備時にスペースが空き始めてしまう。すると、そのスペースを早大学院が個人技で前進したり、ロングフィードからチャンスを創出していく。そして迎えた75分、早大学院はMF14三上が右サイドのアーリークロスをファーサイドで押し込みダメ押しのゴールをゲット。

 早大学院は前半の迫力ある攻撃から、後半は巧みな試合運びで相手を抑え込み、そのまま試合終了。3-0で勝利した早大学院がブロック決勝に駒を進めた。

(文・写真=田原豊)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選