試合終了後の両チーム
均衡を破ったのは東海大菅生。13分、相手のクリアボールをダイレクトでFW10麻生泰寿(3年)が合わせると、一直線に向かったボールはネットを豪快に揺らした。勢いづく東海大菅生は18分、MF9水越虎太朗(3年)がドリブルで中央に流れて行きシュート。しかかし、これはGK正面を突いてしまう。
後半に入ると、序盤からビハインドの日大豊山がボール保持率を上げて押し込んでいく。すると48分、日大豊山はCKの流れからゴール前のこぼれ球をDF3石田悠太郎(3年)が押し込み試合を振り出しに戻す。
攻撃の歯車が噛み合い始めた日大豊山は51分に試合をひっくり返す。左サイドでボールを受けたFW9大山がゴールに向かってドリブルを仕掛けシュートを放つと、これがゴールネットに突き刺さり逆転に成功。一方、追う立場となった東海大菅生は、交代カードを切りながら攻撃陣をリフレッシュして相手ゴールを狙うが万事休す。2-1の逆転勝利を収めた日大豊山が8強入りを決めた。
(文・写真=田原豊)
▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
第103回全国高校サッカー選手権東京予選