都立石神井 vs 明法

 対する明法は、守備に時間を費やされ、攻撃を仕掛けようとするも前線で起点をつくることができず苦しむ。前半は都立石神井が押し込む時間が続きゴールに迫るも、明法守備陣が体を張って守り、0-0のスコアレスで折り返す。

 後半に入っても都立石神井ペースは変わらず、序盤からセカンドボール回収して、推進力ある攻撃を仕掛けていく。44分、都立石神井は決定機を迎えたが、明法GK1河西颯大(3年)のファインセーブに阻まれる。それでも、怒涛の攻撃を繰り返してシュートを放っていく都立石神井がついに相手ゴールをこじ開ける。68分、味方のシュートのこぼれ球に反応したMF9谷尾が押し込み先制に成功。しかし、粘る明法は77分にPKを獲得すると、これをFW9林佑樹(3年)が決め切り、延長戦に持ち込んだ。

 10分ハーフの延長戦に突入するも両者譲らず1-1のままPK戦へ。運命のPK戦では後攻の都立石神井が全員決めたのに対して、先攻の明法は2人が失敗。PK戦を制した都立石神井がBブロック準々決勝に駒を進めた。

(文・写真=田原豊)

▽第103回全国高校サッカー選手権東京予選
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