県立浦和FW20小林潤

 28日に行われた1回戦の滑川総合戦(4-2)でハットトリックしたFW9國貞翼(3年)がケガにより欠場。得点源不在で果たしてどうなるのかと思ったが、ただの杞憂となった。取りも取ったり8得点。浦和は1回戦同様、両ウィングが相手のスペースを突きながら、攻撃の起点に。その両ウィングFW20小林が2得点、FW11波田野が3得点と合わせて5ゴールを挙げた。

 「前半で一番初めに打ったシュートはしっかり足に当たった感触があったので、きょうは調子が良いと感じました」とFW20小林。大量8得点について「浦高は1点取るまで時間はかかりますが、得点は決まったら勢いで点が取るチームなので、先制点さえ取れれば入ると思いました」と話せば、FW11波田野は「僕より小林のほうが、ドリブルの突破力はあります。でも僕はタイプが違って、ずらして長いクロスを入れるタイプです」と説明するようにそれぞれの特長を生かしながら、かつゴール前でしっかり仕事をする。守る側としてはかなり厄介だったはず。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
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