昨年、新人大会に続き関東高校大会、総体の両予選を制し3冠を獲得した武南は、畑乙樹(3年)や有川達琉(2年)のMF陣がパスとドリブルで攻撃を組み立て、1トップの大熊來瑠(3年)がゴールに迫った。

 浦和学院は前半9分、1年生からレギュラーのMF坂間真翔(3年)の蹴った左CKをGKがパンチングし、MF二階堂拓人(3年)がこぼれ球を拾ってシュート。10分には右ウイングバック小柳快颯(3年)が、FW佐藤大心(3年)の左クロスを頭で狙い、27分にも佐藤の左クロスから1トップの橋本秀太(3年)が決定的なヘディングシュートを放ったが、GKに捕球された。

 武南は大熊、畑、アンカーの佐藤颯(3年)らが積極的にシュートを狙ったが、浦和学院の堅守を崩し切る展開には、なかなか持ち込めなかった。

 一進一退の攻防を展開した前半は0-0で終了。

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▽第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選
第103回全国高校サッカー選手権埼玉予選