静岡学園 vs 飛龍

 32分にはMF11原星也(3年)が獲得したPKをDF3岩田琉唯(3年)が真ん中に蹴り込み2点目。さらに38分には、左サイドを突破したDF18土田拓(3年)の折り返しをFW13乾皓洋(3年)がゴール右に流し込んだ。

 

 決して自分たちの流れとは言えない展開だったが、要所で決め切って3ゴール。静岡学園が3-0とリードを広げて前半を終えた。

 後半に入ると静岡学園が華麗な攻撃を披露。52分、右サイドを原がドリブルで持ち運び中に送ったボールを2人が続けざまにスルー。すると大外に走り込んでいたのは右SBのDF22望月就王(3年)。斜めに駆け上がってフリーになった望月が難なく右足でゴールに蹴り込んだ。58分には中央突破から乾がボレーで5点目を決めると、61分にはMF14加藤佑基(3年)がボックス左から切り込んでニアを撃ち抜き6点目を挙げた。

 一矢報いたい飛龍も72分、ポジションを上げたDF13渡辺優来(3年)がトラップで相手をかわしながらボックスに侵入すると、右足でニア上に強烈なシュートを突き刺した。

 それでも飛龍の反撃はここまで。そのまま試合は終了し、静岡学園が6-1で勝利した。

 勝利した静岡学園は16日に同スタジアムで行われる決勝で、2年ぶりの優勝を狙う浜松開誠館と激突する。

(文・写真=田原豊)

▽第103回全国高校サッカー選手権静岡予選
第103回全国高校サッカー選手権静岡予選