対する高知国際もFW11森田へ納めてからのサイド攻撃に活路を見出そうとするものの、右の4小野、左の3中城といったサイドバックの推進力にも優れる高知は中盤の位置でことごとくボールを回収。40分間を通じて高知は1本のシュートも相手に許さなかった。
やや雨風が収まり、ピッチ状況も改善が見られた後半も高知優位の構図は変わらず。54分に2竹﨑のスーパー30メートルミドルでの5点目を皮切りに後半も3点を追加した彼らは、交代選手を次々と投入し1点を奪いに行く高知国際を全く寄せ付けず被シュート0で7-0と快勝。まさに盤石の試合運びで11月9日12時5分より高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われる決勝戦へ2年ぶりに駒を進めた。
試合後「ウチのチームは後半勝負を掲げる中、守りながらも追加点を取れたのはよかった」と内容に一定の満足感をにじませながらも「昨年、準々決勝で敗れた悔しさは忘れていない。決勝では攻守の切り替えと冷静さ、球際の強さを出して全員で笑って終わりたい」と高知キャプテンの7市原は強い決意を示した。
▽第103回全国高校サッカー選手権高知予選
第103回全国高校サッカー選手権高知予選