西目vs 日章学園

 一方、インターハイ初戦でFW名和田我空(J1・G大阪内定)擁する神村学園(鹿児島)に0-8で破れた苦みを拭いたいフォーメーション「4-2-3-1」の西目は、GKは1成田晃也(3年)。4バックは右から24三浦樹(3年)、3吉田碧(3年)、キャプテンの4堀田昊生(3年)、9佐藤快斗(3年)。中盤はダブルボランチが6佐藤龍之介(2年)と7鈴木蒼士(3年)。サイドハーフの右が26浅野彩斗(2年)、左が8西澤陽(3年)。トップ下に10嵯峨聖央(3年)、ワントップは27佐藤一汰(2年)。秋田県大会決勝前半で負傷し、今大会はメンバー外となった左MF佐藤琉(2年)以外はの10名は同じメンバーとなった。

 ファーストシュートは3分、ハイラインハイプレスを仕掛けてきた西目の8西澤。が、その後の時間帯は日章学園の「14」に彩られることになる。10分、7南の右クロスを受けて反転しながらの右足シュートで先制点を奪った高岡は、17分には左足、アディショナルタイムには頭で前半だけでハットトリックを達成。どこからでもゴールを奪えるシュート力ばかりでなく高速ドリブルに2アシストとパス供給のアイディアにも優れる「高卒海外組」は、今大会ナンバーワンプレーヤーの称号に違いなき実力を証明した。

【次のページ】 1回戦 西目 vs 日章学園(3)

▽第103回全国高校サッカー選手権大会
第103回全国高校サッカー選手権大会