対する京都精華も、27分にショートカウンターからMF13中村イーサがループシュートを放つと、38分にはMF8上川朔功のスルーパスで抜け出したFW10大石竜聖がGKと1対1になるなど、決定機は作ったものの生かしきれず。1点ビハインドのまま前半を終えた。

 ハーフタイムに選手交代を行った京都精華は、後半立ち上がりにも上川がミドルシュートでゴールを狙う。その後もロングスロー、CK、FKと相手を押し込む時間が続いたが、なかなか相手ゴールをこじ開けられない。興國BもMF22佐藤瞭太の強烈なミドルや白石のヘディングシュートなど、惜しいシーンを作ったが追加点は奪えない。

 スコアが動かないまま試合が終盤になると、両チーム選手たちの気持ちがぶつかり合う。なんとか追いつきたい京都精華だったが、そこに興國Bの守護神、GK1岩瀬颯(2年)が立ち塞がる。41分にはゴール正面20mの絶好の位置でFKを獲得したが、上川のコントロールショットは岩瀬にセーブされてしまった。

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