AC長野パルセイロU-18も負けてはいない。6分、宮谷天空のシュートがポストを直撃。2トップの宮谷と赤川修吾を軸に、中央でテンポを上げて崩しにかかる。前半は押され気味に進んだ開志学園JSCだが、ゴール前での粘り強い守備が光ってスコアレスで折り返した。

 後半の立ち上がりは開志学園JSCが巻き返す。引き続きイヴァニツキー・レオを起点としつつ、左サイドハーフに入った徳丸祐希のドリブル突破やロングスローも駆使。センターバックを担う福田夏宏の負傷交代もありながら、攻撃の勢いは増していった。

 耐える時間が続いたAC長野パルセイロU-18も、徐々に勢いを取り戻す。菅紀人が立て続けに決定機を迎え、ネットを揺らすまであとわずか。前半からバイタルエリアに幾度となく進入し、ゴールの匂いは十分に漂っていた。

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▽高円宮杯 JFA U−18サッカーリーグ2024プリンスリーグ北信越 プレーオフ(参入戦)
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