
生野は決勝進出を逃す
以降も摂津が相手エリアまでは入るものの決定機まで持ち込めない展開が続く。25分には左から中に入れたボールを與賀田が落とし、高橋がミドル。33分にも谷山がオーバーラップからクロスを上げて、ファーサイドの伴が合わせたが3点目とはならず2-0でタイムアップを迎えた。
「決勝では今日の課題だった入りの部分を改善したい。もっとシンプルにプレーして、相手のコートで試合をするのと、時間が経ってきた時にボールを保持して自分たちのペースに持っていきたい」。試合後、高橋がそう口にした通り摂津としては満足のいかない試合内容だったのは確か。それでも何とか白星を手にし、優勝の望みを繋げたのは価値がある。
決勝は前年王者の河南。苦しい試合展開になるかもしれないが、負けるわけにはいかない。「今年、3回目の大会ですが、1、2回目の大会で勝てなくて悔しい想いをしているので先輩たちの悔しい想いを晴らしたい」。そう意気込むのは高橋で、悔し涙を流した先輩たちの分までピッチで戦う。
(文・写真=森田将義)
▽第3回大阪公立高校大会
第3回大阪公立高校大会

