座間DF2足立結史

 そして迎えた後半、「選手全員、監督に鼓舞されました。やらなきゃいけないなという気持ちになりました」(DF2足立結史キャプテン)。スタートから攻撃のギアを入れた座間が大和西ゴールに襲いかかる。41分には、ゴール前に抜け出したMF7川島怜がGKと1対1の局面を作るが、ここはGK1松山龍生に阻まれゴールならず。しかし、46分、カウンターから「あそこの球際のところ、本当、一瞬の隙だったので難しかった」(大和西・池田脩人監督)。敵将も唸らせたFW9加藤史哉の一撃がゴールネットを揺らし、欲しかった先制点をあげる。試合を振り出しに戻したい大和西もキャプテンのMF加瀬稜に鼓舞され反撃を試みるものの、座間DF陣の落ち着いた対応に封じ込まれそのままホイッスル。試合を制した座間が18日に行われる第3シード決定戦に進出した。

 試合後、三木監督は「去年、まさに同じ大会で、同じ状況で、相手も同じ。しかも前半も0-0でという中で、去年は後半2、3点取られてやられた。そこの借りは返せた」と安堵の表情を浮かべた。そして「経験が少なく、まだ力がない中でも、ひたむきにはつらつと戦うところがうちの伝統としてあるので、これからも持っていきたい」と今後の戦いに向けて気を引き締めた。

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▽令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和6年度神奈川新人戦(新人選手権大会)