横浜F・マリノスユースイレブン

 ペースを掴めなかった横浜FMは交代策で流れを変えにかかったが、後半開始早々の1分に均衡を破られる。右サイドを打開され、MF日野魁柊(3年)にゴールを許した。

 追いかける展開となった横浜FMユースはここから底力を発揮する。ハーフタイム後に投入されたFW横山俊介(3年)が最前線でターゲット役として機能し、そこを起点にサイドから仕掛ける場面が増加。右サイドのMF関野愛紀(3年)らが良い形で運べるようになり、ゴール前にクロスが入るシーンが目立つようになった。

 すると、58分にFKからスコアが動き、DF奥寺湊(2年)が頭で決めて同点に追い付く。主導権を握った横浜FMユースは一気に畳み掛け、サイドから横山に合わせる形で好機を創出。そして、迎えた70分だ。途中出場のMF上西遥喜(3年)が右からクロスを入れると、横山が頭で合わせる。見事に決まり、ついに逆転に成功して最終盤を迎えた。

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