
青森山田FW深瀬幹太(2年)は果敢にゴールを狙い、後半セットプレーからゴールを挙げた
後半も青森山田が仙台大明成陣内に攻め込み、42分今田のフリーキックから深瀬がヘディングシュートを決めて2点リードを奪うが、その後はあと一歩コンビネーションが合わなかったり、フィニッシュの精度を欠いたりといった状況が続く。押し込まれる時間の長かった仙台大明成も、徐々にGK庄子和維(2年)が最後尾からビルドアップに関わりながらパスをつないで前進することにトライできるようになり、庄子は青森山田FW陣にプレッシャーをかけられながらも、果敢にビルドアップに挑戦した。このままゲームは終盤まで推移し、2-0で青森山田が勝利し、2回戦尚志戦へ駒を進めた。
今年公式戦初戦はやや苦しみながらの勝利となったが、正木昌宣監督が「今年は雪が多くて本当にサッカーできていない」と語る通り、今大会に来るまで、大雪の影響で思うようにトレーニングができていないことが要因で、ある程度コンビネーションが合わないことは正木監督の想定内だった。その中で選手に求めたことは「その中でも丁寧にやろうよと言っています。ちょっとアバウトなサッカーになっちゃって、今からそれだけやっているとそれに頼って、それができない時に次が無いので、丁寧にやりながらも山田らしい縦に速かったり、サイドをガンガン攻撃したりということはやりたかったです」と語る。まだ思うように連係が取れない状況でもできる限り丁寧に試合を進めることを正木監督は選手に求めていた。
▽第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会
第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会