加えて、もうひとつ。途中出場した選手の存在だ。どの選手が、どのタイミングで入っても役割を全うできる、その安定感が光る。

 途中出場ながら2得点のFW冨田は「前線の選手なので、表現方法は得点でするしかない」と腕をまくれば、同じく途中起用のDF22横井勇璃は「守るだけでなく守備ラインからチームの雰囲気をよくするのも役割。自分がピッチに入ったあと、3得点決まったので」と胸を張った。

 チームで培った修正力で試合の流れを呼び込みつつ、且つ相手に渡さず、さらに途中出場の選手たちが流れを壊さず、さらなる勢いをもたらす。修徳の強さが全面に出た試合となった。

(文・写真=佐藤亮太)

▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選