MF古谷は「前半チャンスがありながら決め切れず、焦りのようなものがあり、攻撃が急ぎすぎてしまいました。引いて守る相手に対し、どう崩すかが課題です」と話せば、多くのチャンスに関与したMF末岡は「(前半)決め切れず、少しムードが悪くなってしまいました。引いた相手に対する攻め方をうまくチームで作れませんでした」と語った。

　また主将のDF関根は「結果として4点取って勝てたことは良かったです。しかし前半は立ち上がりが悪く、1点しか取れず、流れをつかみきれませんでした。また決め切れない課題がなかなか解消できていません」と立ち上がりの悪さ、決定力不足を指摘した。

　勝つには勝ったが、というのが浦和西イレブンの感想だろう。

　一方、県立川口はよく4失点で抑えたという印象だ。DF5河原琥太郎(3年)は「（浦和西の）攻撃の勢いがすごかったです。強いことは知っていましたが、ここまでとは思いませんでした」と振り返れば、主将のMF10八幡拓夢(3年)は「何もさせてくれませんでした。いままでの練習試合で戦った相手とはひとまわり、ふたまわりもレベルが違いました」と強さを体感した。

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