その後も久保は攻撃の起点として左サイドを駆け上がり、再三チャンスを演出。58分に交代するまで存在感を示し続けた。時間の経過とともに帝京は選手を入れ替えながら、試合の流れを巧みにコントロールする。
一方、追いかける展開の金沢学院大附は終了間際の70分、自陣からのFKを帝京最終ラインの背後へ送り、そのボールに反応した家邉がシュートを放つ。これはGKに阻まれたが、その直後のCKからDF5氷見悠翔(3年)が頭で叩き込み1点差に迫る。
金沢学院大附に反撃ムードが高まる中、わずか1分後に帝京が突き放す。こぼれ球を拾った途中交代で入ったMF15住野空来(2年)が右足で豪快にゴールネットを揺らし、再び2点差とすると、さらにその3分後には、宮本がこの日2点目となるゴールを決め、勝負を決定づけた。
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

