大津イレブン(写真=会田健司)

 全国常連の大津が立ち上がりから初出場の野辺地西を圧倒する。質の高いビルドアップで相手にプレスの的を絞らせない大津。両サイドのアタッカーとSBがスムーズに連動し、中央のMF10福島京次(3年)とMF6福島悠士(3年)はドリブルや長短のパスで相手を左右に揺さぶる。

 左CBのDF4松野秀亮(3年)が機を見て最終ラインから効果的に持ち上がるなど、相手の状況をみてどのポジションからでも攻撃をスタートできることでほとんどの攻撃がチャンスに繋がっていった。

 先制ゴールは10分、福島京次が蹴った右CKにゴール前で松野が打点の高いヘディングで合わせネットに突き刺した。

 その後も攻撃の手を緩めない大津は32分、右SBのDF5村上慶(3年)が内側のレーンからドリブルで仕掛けCKを獲得。その右CKがファーサイドに流れたところを村上が見事な右足ボレーで合わせて追加点を奪った。

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▽令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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