
昌平イレブン(写真=松尾祐希)
早い時間帯にゴールが欲しい昌平は立ち上がりから主導権を握り、自慢の攻撃陣が猛威を振るう。左サイドのMF長璃喜(3年)、右サイドのMF山口豪太(3年)が果敢に仕掛け、プロ注目の2人が秋田商DF陣を切り裂く。周りをうまく使いながら個で剥がし、相手を自陣に押し込んだ。前半6分には怪我明けのMF人見大地(3年)が強烈なミドルシュートを突き刺して先制すると、同25分にはシュートのこぼれ球に反応した長が加点。勝負を決める3点目こそ奪えなかったものの、良い流れで前半を終えた。
後半に入っても勢いは止まらず、長と山口を軸に果敢に仕掛ける。代わって入ったFW島田大雅(3年)も狡猾な動きで背後を狙い、流れを途切れさせずに攻撃を繰り出した。肝心の追加点はなかなか奪えなかったが、後半31分にMF佐伯優斗(3年)が放ったシュートのこぼれ球に島田が合わせて3点目をゲット。畳みかけるように同35+8分にスルーパスを受けた長が左足で決め、勝負の行方を決定付けた。
令和7年度全国高校サッカーインターハイ(総体)

