
2G2AのMF官野慶太朗
湘南学院は後半9分、CKのチャンス。キッカーMF14青山からFW9向山大翔がねじ込むと続く14分には左サイドを駆け上がったMF7官野がフリーの状態からミドルシュートを叩き込んで点差を開くと、29分には途中出場のMF21菊池星河が右サイドから進入し、ゴール前にクロス。これを最後はMF7官野が決め、4点目。さらに35分、MF7官野の左サイドからのパスを受けた途中出場FW17桑原駿輔が決め、5点目。ゲームを締めた。
この日、2G2AのMF7官野は「もっと決められました。外してしまう場面があったのでもう少し決めていれば、試合を優位に進められました」と反省の弁。しかし、このMF7官野と1G1AのMF14青山の両サイドが果敢に攻め上がり、多くのチャンスを作った。MF14青山は「ドリブルを仕掛けながら、監督からは内にも入るよう、指示されているので意識してプレーしています」と話せば、この夏、武器であるクロスに磨きをかけたMF7官野は「クロスの形をより多く作るために、どんどんサイドを仕掛けようとしています」と明かすなど、夏の成果が今回のゲームでひとつの形となった。MF7官野、MF14青山、この両翼が湘南学院の攻撃の生命線といえる。
▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選

