横浜 vs 藤沢西

 前半立ち上がり、想定外の失点にも横浜は動揺を見せなかった。主将のDF5佐々木惺は「前半立ち上がり悪くはなかったですがセットプレーから1本、やられてしまいました。(失点しても)焦っちゃいけないので、みんなで声をかけて、落ち着いてプレーできました。焦るとどうしても攻め急いでしまうので、0ー0の気持ちで切り替えました。前線の頑張りでセットプレーのチャンスを取れました」と心理状況を明かせば、GK1唐島誉は「1回戦からの出場で緊張感に飲まれそうになるなか、先に1点決められました。でも、失点したことで逆に「やるぞ」というマインドに変わりました」と逆転の要因を語った。

 この落ち着きぶりが、失点から7分後に追いつき、さらに6分後に逆転できた理由だ。

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▽第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選
第104回全国高校サッカー選手権神奈川予選