後半はスピードのある選手交代で活性化を図った大阪偕星学園と、耐えながら10木村を起点にディフェンスライン裏を狙う清明学院の構図に。そんな中、大阪偕星学園は66分、ペナルティーエリア左角でボールを受けた9大庭がドリブルで仕掛け、フェイントで相手DFをかわし角度のないところからニアサイドを破るという持ち味を存分に発揮するシュートで勝ち越した。

 しかし、試合はそのままでは終わらなかった。アディショナルタイムに入りアーリークロスを次々に入れ大阪偕星学園を押し込んだ清明学院は、タイムアップのホイッスルまで残り10秒となった86分、途中出場のMF 21村田善志(2年)のクロスに23西条が打点の高いヘディングシュートを決め同点。清明学院ベンチが蜂の巣をつついたような騒ぎに包まれる中、次戦の権利をPK戦で決することになった。

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▽第104回全国高校サッカー選手権大阪予選
第104回全国高校サッカー選手権大阪予選