野辺地西イレブン

　立ち上がりから主導権を握った野辺地西は、3分にMF8関下煌己（2年）がシュートを放ったのを皮切りに、DF3中野渡琉希（3年）、MF7木村隆太（2年）らが次々とゴールを狙う。だが、5バックで守備を固めた八戸西を崩し切ることができず、GK1和田良太郎（3年）の好セーブや体を張った守りに阻まれた。

　一方の八戸西もカウンターからチャンスをうかがうが、こちらも集中した守備を見せる野辺地西の前に決定機を作れず。前半はスコアレスで折り返した。

　試合が動いたのは54分。風上に立った野辺地西は、左サイドのDF4山下海藍（3年）のスローインを受けた関下が右足でクロスを上げる。このボールが風に乗ってGKの頭上を越えると、そのままゴールに吸い込まれ、値千金の先制点が生まれた。

【次のページ】 2次予選準決勝　野辺地西 vs 八戸西（3）