2点をリードした鹿島学園は後半、圧巻のパフォーマンスを見せる。

 まずは開始早々の後半3分に、またしてもFKからDF中川が2ゴール目をゲット。同13分には、GK1プムラピー・スリブンヤコ(2年)のロングフィードに抜け出したDF秋山のクロスからFW9内海心太郎(2年)が得点。精密かつダイナミックな攻撃は天晴れだった。

鹿島学園 vs 新田

 見事な得点で勢いに乗った鹿島学園は、後半16分にCKからFW11渡部隼翔(3年)が高打点のヘディングを決め、同20分には敵陣でボールを奪った途中出場のFW18酒井束颯(3年)がニア上に強烈ショットを突き刺す。

 さらに後半24分にはショートカウンターからFW酒井が鮮やかなシュートも沈め、ゴールショーを大いに盛り上げた。

 豪快な大量7得点で初戦突破を果たした鹿島学園。鈴木雅人監督は「ピッチ内でプレスに行くところと行かないところを話し合い、ひとりがグッとプレスに行ったところでみんなが反応してボールを奪いに行く準備ができて、そこから一気にゴールに迫れたのは子どもたちを評価したい」と選手たちを褒め称えた。

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▽第104回全国高校サッカー選手権
第104回全国高校サッカー選手権