海老名 vs 綾瀬西

 後半に入ると、綾瀬西が圧力を強める。37分、MF14荒木龍輝のFKはサイドネット。41分には荒木のパスからMF9萬野聖斗がPA内でシュートを放つが、海老名GK1中村奏が反応して阻止する。しかし60分、ついに綾瀬西が追いつく。右サイドからの攻撃でMF10中澤和希が放ったシュートをGKが弾き、こぼれ球をFW11松本頼昂がダイレクトで左足に合わせて同点。その後も綾瀬西は前線にボールを集め続けたが、海老名は5バックに移行して対応。最後まで海老名が粘り強く守り抜き、1-1のまま試合終了の笛が吹かれた。

 試合後、海老名・佐藤久紀監督は「引き分け以上で突破できる状況だったが、前半で点を取りに行こうと選手が話していた。その通りにセットプレーで取れた1点が全て」と振り返る。後半の守備についても「失点シーン以外は要所を締めて跳ね返せた。選手がよく守ってくれた」と評価した。失点直後、キャプテン廣石の判断で5バックに切り替えたことについても「5バックができるという強みを、この学年を見据えて続けてきた。その判断を試合の中でできたのは大きい」と語った。

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▽令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)
令和7年度神奈川新人戦(新人選手権大会)