3点目を決めた履正社・下西遥斗

 

 試合の前半。第1試合で興國が桜宮に、関大北陽も羽衣学園に0-1で敗れた波乱の影響というわけではないだろうが、履正社の動きは極めて重かった。前進こそするものの、最後の組み立てに精度を欠き、7本シュートを放つも決め切れず。彼らの持ち味である縦のパスコースを封鎖しカウンターを狙う茨木の巧みな守備にも悩まされ、ピッチ上には履正社・平野直樹監督の「つながりがないよ!」という檄が何度も響いた。

 かくしてスコアレスで折り返した35分を経て、後半開始時から履正社は躊躇なく改善策を打つ、左MFに17谷井丈優(2年)、2トップの一角に11小池総一郎(3年)を入れ活性化を図ると、41分には11小池の右クロスに谷井が飛び込んで先制点。交代選手がすぐに仕事を果たして履正社が試合の主導権を奪う。

 さらに履正社ベンチは51分にはボランチの上がり目位置に8林凌大(3年)を投入。林は直後にドリブル突破から19長のゴールをお膳立てすると、65分には左コーナーキックを正確に5下西の頭へ。見事な2アシストで履正社の3-0勝利に貢献した。

 終わってみれば選手層の厚さがそのままスコアに反映する格好となった後半。最後までファイティングポーズを失わなかった茨木の魂も糧にして、履正社は波乱含みの大会に「本命」として君臨する覚悟だ。

(文・写真=編集部)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選