
国見 vs 創成館
その後も好守で互角の攻防を見せる両チームだが、国見は前半29分に中盤の下がった位置から、FW入田陽輝が創成館守備陣の意表を突くシュートを決めて2-1。「まだAチームになって日は浅いんですが、良いものを持っている選手(国見 木藤監督)」の一撃で国見が勝ち越しに成功する。
後半に入ってもタイトな寄せと相手陣内への縦の攻撃を欠かさない両チーム。創成館もエースでキャプテンの森永功喜を起点にサイドチェンジを織り交ぜて攻めていくが、堀川暖歩馬、篠原蒼空、清原昇馬らDF陣が体を張って守りきる。最後、リスクをかけて点を狙いにいく創成館だが、国見は終了間際にカウンターから城臺海音がダメ押し弾を流し込んで3-1。接戦を制して決勝戦への進出を決めた。
試合後、創成館の久留貴昭監督は「軽い失点をしてしまった。相手のやってくることはわかっていたし、やれるはずなのに。チームとしての経験が差になってしまったかもしれない」と唇を噛んだ。だが、敗れはしたものの、創成館もタイトさ、サイドチェンジの巧みさ、相手陣内への侵入の仕方など、要所で国見と互角の勝負を見せた。それだけに判断も含めた細かいミスが目立ち、国見の個と組織の質を攻略できなかったのは心残りだろう。だが、創成館の堂々とした戦いぶりは見事だった。
「1年生にも面白い選手がいるし、守備の怪我人も戻ってくるので、ここからまた鍛えていきます」
そう語る久留監督の目には「次は負けない」という意思がみなぎっていた。
(文・写真=藤原裕久)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)長崎予選


