内容面では課題も残った。藤枝東の植松弘樹監督は「最初の入りで自分たちの距離が遠くなった。もっとテンポよくボールを動かしたかった」と語り、初戦特有の硬さを認めた。前線の選手については「プリンスリーグでも好調を維持している。特徴を出してくれた」と評価しつつ、「もっとボールを握って主導権を握りたい」と次戦へ向けての改善点を口にした。

 2得点の増田も「前半は相手が引いて守る中で前に運べず、持たされている感じがあった」と反省の弁。先制点については「GKが出てきていたのが見えたので流し込むだけだった」と冷静に語り、4点目の場面も「いいクロスが来たので合わせるだけ」と仲間への感謝を口にした。新人戦から続く対人強化の成果については「少しずつ強くなっている」と手応えを示した。

 右サイドで存在感を見せた山田も「最初の5分で引き締められなかった。もっと圧倒しなきゃいけない試合だった」と厳しい自己評価をした。得点シーンについては「入り方のタイミングをずっと狙っていた。ボールが来たので当てるだけだった」と語り、チームの連動性については「つながりが武器。もっと良くなる」と前向きに話した。

 キャプテンの川口は「最初はインターハイ特有の雰囲気に入れなかったが、前半の終わりから自分たちのサッカーが出てきた」と説明した。令和7年度静岡新人戦(新人選手権大会)高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ2026東海静岡学園に敗れた経験を踏まえ、「守備の1対1や切り替えの速さは近づいてきている」と成長を語り、「3度目の対戦で勝つために一戦一戦積み上げたい」と力を込めた。

(文・写真=西山和広)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選