ただ、試合内容はスコアほど盤石ではなかった。55分には沼津西がMF10佐田祥一郎のFKからMF19栗原桔平が決定的なヘディング。これはGKが好セーブで防いだが、セットプレー対応には不安を残した。67分にもCKからFW9田邊蒼が合わせ、73分にはMF17足立陽南汰が右サイドから左足ミドルを放つなど、沼津西も最後まで前を向いてゴールを狙い続けた。

 試合後、静岡学園の川口修監督は厳しい表情だった。「8点は入ったけど、満足できる内容では全くなかった」と振り返り、「プレミア基準でやりなさいと言っているのに、それができていない選手がいた」と強い言葉を並べた。特に問題視したのは“温度差”だった。「やる選手とやらない選手の差があった。軽く考えている選手がいる」と指摘。8-1という結果以上に、トーナメント初戦で見えた隙に警鐘を鳴らした。

 先制点を決めた林も、「自分たちから下がって、相手に合わせてしまった」と振り返る。「点はたくさん取れたけど、雰囲気が悪くなった時間帯もあった。セットプレーの守備もまだまだ足りない」と反省を口にした。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選