
成立学園vs 国士舘
立ち上がりから成立学園はキャプテンのMF齋藤楓(3年)を中心に縦に速く仕掛け、サイドアタックを主体に攻撃を展開。対する国士舘はCB加藤凛久(3年)を中心に粘り強く守りながら前に運び、積極的にゴールを狙う。特にミドルシュートは強烈で、あわやゴールという場面も少なくなった。しかし、互いに決定打とはならず、互いにゴールを奪えずに後半を迎えた。
そうした状況下で先手を取ったのは成立学園だった。後半開始に2人同時に選手を入れ替えて攻撃のギアを上げると、60分に途中出場のMF石平皓貴(3年)が左サイドを打開。グラウンダーの速いボールをゴール前に入れ、最後はファーサイドに走り込んだ右サイドハーフのMF神薗奏汰(3年)が先制点を奪った。流れを掴んだ成立学園は68分にも加点。MF米津一蹴(3年)から中央でパスを受けた神薗がゴール前にラストパスを送ると、MF柄本凱斗(3年)が決めてリードを広げた。
「前半のチャンスをものにできなかったのが痛かった」と国士舘の本田裕一郎総監督が振り返ったように、前半をうまく守った成立学園は後半に勝負強さを発揮。守備陣も最後までタフに守り、相手に得点を許さない。AGFフィールドに試合終了のホイッスルが鳴ると、選手たちは感情を露わにして喜びを表現。12大会ぶりとなる東京制覇を手中に納め、最高の形で夏の全国インターハイに挑むこととなった。
(文・写真=松尾祐希)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)東京予選

