青森山田 vs 野辺地西(写真=新保克詞)

 雨が降り続く難しいコンディションの中で行われた大一番は、開始1分でスコアが動く。青森山田は右からのクロスを野辺地西GKがファンブルしたところを見逃さず、MF14藤原優人(3年) が詰めて、そのこぼれ球をFW9原田幸(3年)が押し込んで先制。この開始1分のゴールが試合の流れを大きく引き寄せる一撃となり、落ち着いた試合運びを見せる青森山田は8分に藤原、14分に原田、16分にMF10小澤丈(3年)が立て続けにシュートを放ち、主導権を握りながらゴールへ迫る。

 反撃を試みたい野辺地西は4-1-4-1で守備の安定を図りながらカウンターを狙うが、青森山田の素早い攻守の切り替えと球際の強さに苦しみ、セカンドボールを回収され続ける展開に。18分にはDF5越後來琉(3年)がロングシュートを放つなど反撃を試みたが、なかなか自分たちのリズムを作れない。すると30分、青森山田は右CKからDF3森明陽磨(2年)が頭で合わせて追加点。試合を優位に進める青森山田が2-0で前半を折り返した。

 後半に入っても球際や運動量で勝る青森山田の勢いは変わらない。49分には原田が中盤で自らボールを奪い、そのままゴール前まで持ち込んでシュートを放つなど、攻守両面で存在感を発揮する。すると66分、途中出場のFW18アンドレアス峯村拓響ブラックマン(3年)が右サイドを突破しクロスを送ると、ゴール前に入り込んだ原田が冷静に流し込み3点目。エースナンバー9がこの日2点目となるゴールを奪い、試合を決定づけた。さらに70分にはDF5三國ケースマンエブス(3年)がハーフライン付近から自ら持ち込んで左足を振り抜き、ダメ押しの4点目を奪取。青森山田は野辺地西に流れを渡すことなく、17本のシュートを放ち、被シュート1本に抑える盤石の試合運びで昨年の雪辱を果たす4-0の完勝で、2大会ぶりに王座を奪還した。

(文=古部亮 写真=新保克詞)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)青森予選
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